病院など、夜勤のシフトが組まれている看護師の場合、生活リズムを常に一定に保ち健康的に過ごすことは難しいのではないでしょうか。日常的に少し意識するだけで生活リズムを整えることは可能です。

まず、朝家にいるときはカーテンを開けて日の光をたくさん浴びるようにしましょう。夜勤明けの人も眠たくても朝は日の光を浴びるために少し起きるだけでも十分です。日光を浴びることで、メラトニン、別名睡眠ホルモンを抑制する働きが起こり、内側からもスッキリ目覚めることができます。さらに、ビタミンDが体の中で作られ、女性に大切なカルシウムの吸収を促進してくれるのです。そして、精神的にも負担が大きい看護師の仕事でより重要とされるのがセロトニンです。セロトニンは精神安定の効果もあり、うつ病の予防に効果があるとされています。朝の日光を浴びるとセロトニンの分泌を促してくれることがわかっています。

次に大事なことは朝ごはんは必ず食べることです。疲れた体を無理やり起こすだけでも大変なのにご飯を食べる時間を確保することも、食べること自体も大変なのはわかります。しかし、エネルギーがないと体は動きません。それだけでなく朝食を摂ることは脳を起こすことにとても関連しています。頭をスッキリ起こすことで看護の質にも影響してきますし、朝に脳が目覚めるリズムもできあがります。

そして、身体や頭を起こすことも大切ですが休ませることも重要です。ただ家でゆっくり過ごすのもいいですし、自分の好きなことをして思いっきりアクティブに動くのもよいでしょう。とにかくストレスを溜め込まないことが心や身体にとても影響してきます。